城崎温泉「城崎ぷちたび」編
兵庫県北部の日本海に面した豊岡市城崎町にある温泉街、「城崎温泉」。外湯巡りが有名で、7つある外湯を巡ることができます。
そんな城崎温泉周辺をEVバイク・EVミニジープ・EVトゥクトゥクで巡れるアクティビティがあるんです!EVバイクやEVトゥクトゥクを乗れる機会なんてそうありませんし、何よりとても楽しいです。
温泉目当てで来たくせにEVバイクにどハマりし、温泉は一つしか入れませんでした、、、
今回は城崎温泉周辺を巡る小型モビリティ体験「城崎ぷちたび」をご紹介します!
城崎ぷちたびとは
城崎ぷちたびとは株式会社たびぞうが提供する城崎温泉周辺をEVバイクやEVトゥクトゥクで巡れるツアーガイドなしの「セルフガイドツアー」です。後でも紹介しますが、受付では乗り方説明とともに地図が渡され、それに沿って運転することになります。全く知らない土地を地図を頼りに冒険するのはとてもドキドキしますし、非日常のいい体験になると思います。
城崎ぷちたびには4つのコースがあります。
- 城崎の裏路地や田園風景を短時間で楽しめる「城崎コース」60分2000円
- 運が良ければコウノトリに会える、パワースポットの玄武洞を目指しつつ田んぼの真ん中を走れる中之島にも行く「玄武洞コース」90分3000円
- 浦島太郎伝説の海、竜宮城のある日和山と最後は田んぼの真ん中を走れる浮島・中の島に行く「城崎マリンワールドコース」90分3000円
- 海岸まで行ける!「竹野海岸コース」150分5000円
詳しくは公式ホームページ(https://tavizo.jp)からご確認ください。
今回私は友人と2人で玄武洞コースを体験してきました。
体験記
予約は電話か公式ホームページの予約フォームからすることができます。(tel.0796-29-1500)(公式ホームページ:https://tavizo.jp)当日でも空きがあれば予約なしで乗れる可能性があるそうで、もし近くにきた時は一声かけてみてもいいかもしれません。雨天の場合は中止となるそうですが、キャンセル料が取られないというのはとても親切だと思いました。受付は城崎温泉駅前の城崎温泉観光協会にあり、アクセス抜群です。
予約時間に城崎温泉観光協会の受付に行くと、荷物を預け代金のお支払いと注意事項等の説明を受けます。その後すぐに操作の練習はさせてもらえるので、イメージがつかなくても大丈夫です。コース説明もとても丁寧で、イラストが可愛い地図は旅のお土産にぴったりだと思います。
外に出ると操作方法の説明を受け、駅前のロータリーを一周します。私は免許を取ってから一度も原付を運転したことがありませんでしたが、全く支障はなく快適に運転することができました。ロータリーを運転し終わると地図に従って90分間の冒険の始まりです!
私が体験した玄武洞コースでは、まず田んぼの真ん中を走れる中の島に向かいます。ほぼ私有地のような場所で、農作業をされている方が数名いる程度です。人や車を気にせず走ることができます。
中の島で田んぼとバイクの写真を撮った後、玄武洞公園に向けてコウノトリストレートを走ります。運が良ければ国の特別天然記念物「コウノトリ」を見ることができます。よくコウノトリがいる電柱は道路から少し遠いので、望遠付きのカメラがあるといい写真が撮れるかもしれません。
コウノトリを見た後は最終目的地の玄武洞に向かいます。玄武洞までの道は平で走りやすく、車も少ないのでとても走りやすかったです。路肩は広く、後ろからの車が怖く感じれば退避して追い越してもらえます。
玄武洞は左手側にあり、右手側には玄武洞ミュージアムがあります。玄武洞を生で見ると地球のパワーを感じます。実際ここはパワースポットとして有名なようです。
帰りは来た道を戻っていきます。90分間のドライブが終わってしまう寂しさを感じつつ、存分に運転を楽しみました。90分間というのは短くも長くもない、適切な時間設定だと思いました。城崎温泉観光協会まで戻ってくるとヘルメットの返却などの手続きを行います。一押しの写真をチェキで印刷していただけるので、最高のお土産になると思います。
よかったところ悪かったところ
こうした体験を行った時、よかったところと悪かったところをまとめていますが、今回はもっとこうなればいいのになと思う点がないくらいとても楽しい体験ができました。
マイクロモビリティと言いますか、超小型モビリティに初めて乗りましたが、想像以上に楽しく安全な移動手段でした。車も人も少なく道が広い城崎の体験でそう感じましたが、都市部で利用するとどうなのか、大阪で展開されているLuupの電動キックボードなども使ってみたいと思いました。
温泉×小型モビリティ
国土交通省が公開している「超小型モビリティの成果と今後」という資料において、超小型モビリティの導入事例が紹介されています。https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001364961.pdf
”観光地等の滞在リゾートでの回遊性向上”の例として石川県加賀市が挙げられており、温泉地の規模感と小型モビリティの回遊性の相性が良いことが示唆されています。
今回私も温泉地において小型モビリティを使ってみて、道幅が狭いところでも小型バイクやキックボードなら行き違いが簡単だと感じました。課題として雨天時は乗員が濡れてしまうことが資料内で問題点にされていますが、城崎温泉のたびぞうにはトゥクトゥクが導入されており、3人乗り屋根ありで移動することができます。現在は駅前の観光協会を起点とした城崎温泉周辺をめぐるアクティビティとしてモビリティが用意されていますが、ゆくゆくは城崎温泉内にたくさんのポートが用意され、自由に乗り降りできるようになれば外湯巡りも便利で楽しいものになると思いました。
BLAZE(ブレイズ)について
今回利用したEVモビリティは株式会社ブレイズの製品になります。EVバイクの「ブレイズスマートEV」とEVミニカーの「ネクストクルーザーEV」だけでなく、クラシックカーのような見た目の「EVクラシック」などオシャレで革新的なEVモビリティを数多く展開しています。城崎温泉の城崎ぷちたびだけでなく北は北海道から南は九州まで、多くの観光地でアクティビティが行われていますので、公式ホームページでご確認の上ぜひ多くの方に一度乗っていただきたいと思います。
裏技:ミニジープのレンタル
サイトの予約欄にはEVバイクとEVトゥクトゥクの表記しかありませんが、城崎ぷちたびではミニジープのような青い「ネクストクルーザーEV」が用意されています。電話で予約するか、当日で空きがあれば乗れるようなので、ぜひ確認してみてください!アクセルブレーキに少しクセがあるものの、すぐ慣れますし楽しかったです。人生初の左ハンドルはこのミニジープでした(笑)路肩への幅寄せがめちゃめちゃしやすかった、、、残念ながら公道では1人しか乗れませんが、ヘルメットなしで運転できます。Bluetoothスピーカーがついているので音楽を流しながら大自然を運転できるのもいいですね。友人と何種類か借りて交互に運転し合うのがおすすめです!
まとめ
城崎温泉の城崎ぷちたびを体験してきました!写真と文章で少しは魅力を感じていただけたでしょうか。今後はブログだけでなくインスタやYouTubeにも挑戦していきたいと思うのでチェックしていただけると幸いです。インスタグラムといえば、城崎ぷちたびのインスタグラムがありますので一度ご覧ください。参加者の方々の楽しそうな写真を見ると自分も行きたい!と思うはずです。
まーすとブログではMaaSに関する実証実験の体験記など、モビリティ関係の記事を投稿しています。どんな人が投稿しているのかなど、ぜひまずはこちらの記事からご覧ください。本日はお読みいただきありがとうございました。
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