食わず嫌いが電動キックボードに初めて乗ってみた
LUUPとは / 体験してみる動機
LUUPとは株式会社Luupが運営する自転車シェアリング・電動キックボードシェアリングサービスです。東京・横浜・京都・大阪・仙台にてサービスを展開しており、ブランドカラーのLUUP GREENの自転車とキックボードをみたことがある方は多いのではないでしょうか。
今まで電動キックボードで街を走る人はたまに見かける程度ですが、それ以上にニュースで危険な運転や電動キックボード導入の是非を問う話を多くみていました。個人的にも最高速度15km/hで車道を車と一緒に走るのがどうも危険に感じていました。しかし社会的にはブームがきている「電動キックボード」。食わず嫌いはよくないと思い初めてLUUPの電動キックボードを利用してみました。
体験記
試しに一度乗ってみようかなと思ったきっかけは、大阪エリアで60分5回までライドが無料になる大阪タダ乗りフェスがちょうど開催されていたからです。大阪に行く用事もあり、大阪城周辺に巡りたいお店がいくつかあったのでLUUPの電動キックボードで周遊してみました。
キックボードを初めに借りたのは「上本町西一丁目4-5(エコロシティ駐車場内」です。大阪メトロ谷町線の谷町六丁目駅から徒歩数分の場所にあります。駐車場の奥にありポートの奥には少し空きスペースがあるので、すぐに路上に出るのが怖い方にはおすすめです、ちょっと練習ができます。
ちなみに初めてのライドを開始する前に免許書の登録と簡単なテストを合格しています。多少操作に慣れたので路上に出て1.8km先のミニカーショップまで移動してみました。ハンドルの中央にはスマホホルダーが付いており、移動しながらマップを確認することができるので道に迷うことがなく大変便利でした。操作性も、最初こそ片足で地面を蹴った後にアクセルを右手親指で押しスピードに乗るのに慣れませんでしたが、数分でマックス速度の15km/hを怖く感じない程度に慣れることができました。目的地に到着するとライド終了ボタンを押し、駐車したことを証明するために写真を撮影してライド終了になります。
「アーデン森ノ宮」ポートに停めて目的だった「アイアイアド・カンパニー大阪店」さんでミニカーを購入し、次は3.4km離れたカフェを目指し再びライドを開始しました。ライド時間は約30分で、少し長めでしたが快適に移動することができました。実は大阪城公園の中をショートカットできるのかな、、、という淡い期待を抱いていたのですがしっかり走行禁止の手押しゾーンでした笑
ということでこちらも無事に目的地に到着、駐車の写真を送信してライドを終了しました。通常であれば305円と455円の合計760円がかかっていたところ、キャンペーン中のため無料で移動させていただけました!ありがたや、、、
良かったところ
スマホホルダーがある!
シェアサイクルを利用するとスマホホルダーがないことも多く、道を確認したい時にいちいち路肩に止まってポケットからスマホを取り出す必要がありました。一方でLUUPの車両にはスマホホルダーが標準装備されており、親切な設計だなと感じました。
女性に優しく男性・高齢者にもメリットが
個人的にLUUPに限らずキックボード全般に対して、わざわざキックボードに乗らなくても電動自転車でいいのでは。と今まで思っていました。しかし実際乗ってみたり乗ったことのある友人から話を聞いていると、スカートの女性からすると風で捲れたりする心配がなく服装を気にせず乗れるモビリティだとわかりました。また、歩きでも自転車でもなかなか疲れる上り坂でもキックボードであれば右手のアクセルを押すだけでスイスイ登ってくれます。全世代に優しい。
PRが上手い
大阪タダ乗りフェスが開催されていたので初めてLUUPに乗った私ですが、しっかりその利便性を体感できました。それはこのような企画を開催してくださっていたからこそ。残念ながら大阪タダ乗りフェスは2022年の8月31日までなので終わっていますが、第二回や他の都市でもこのような企画がまた行われるのを願っています。
また、まさに今開催中の目玉企画は「銭湯・サウナ開拓フェス」!
銭湯サウナ施設周辺ポートで60分間のライドが5回まで無料になっています。期間は2022年の9月16日から9月30日まで。概要を読むと企画担当の方はサウナ好きなんだろうなと思う一文が。
「ととのった体で電動キックボードで帰ると風が気持ちいい」
想像するだけで乗りたくなりますよね笑 残念ながら開催は東京のみ、、、
関西でも是非いつかお願いしたいです!
気になったところ
スマホの充電がすぐなくなる
地図を表示させながら利用しているとどんどん充電がなくなっていきます。(私のスマートフォンのバッテリーが劣化しているのも理由の一つですが)利用終了後にはスマホが結構な熱を持ちます。これはスマホの替え時か、それともバッテリー交換で延命か。。。
道を選ぶのに慣れが必要
ニュース等で電動キックボードに関してネガティブな話をみると、大抵言われているのは利用者の交通マナーについてが多いのではないでしょうか。一度正解を覚えてしまえば簡単ですが、この自転車と原付の間にいる電動キックボードならではのルールを自分から覚えようという姿勢が使用者側にも必要なのではないかと思います。走行の可否については写真付きで公式の方でまとめられていたのでリンクを共有しておきます。
電動キックボードが利用できる道路
また、個人的に誤解していたことがありました。一方通行についてです。キックボードも車両なので一方通行の標識があれば一律それに従って逆走はしてはいけないものだと思い込んでいたのですが、「自転車可」と表記されている場合は逆走しても良いそうです。そこまでよく読んでいませんでした、、、、
加えて車道の走行についてです。最高時速15km/hのキックボードで車道を走るのは少し抵抗があり、常に裏道ばかりを今回は走りました。自転車専用通行帯がしっかり整備されているなら車道でも走行しやすいと思いますが、そうでない場合は道を選ばないと安心して走行できないように感じました。
法律改正により免許不要、歩道も走行可能に??
2022年4月19日に道路交通法の改正案が衆議院で可決されました。すぐに法律が変わるわけではなく、新しいルールになるには約2年がかかる見込みだそうです。新しいルールになると日本での電動キックボードの扱いは以下のようになるそうです。
・最高速度が20km/h以下等、一定要件を満たす電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」という新しい車両区分に位置付けられる。
・16歳以上であれば、免許不要で乗車が可能になる(16歳未満は乗車不可)
・ヘルメットの着用は努力義務になる。
・車道に加え、普通自転車専用通行帯、自転車道の走行が可能になる。
また、速度制限も現在は15km/hですが車道は20km/h、歩道は6km/hと2種類に分かれるそうです。今後の法律改正の概要はこちらに詳しくまとめられていましたので是非ご覧ください。https://lp.luup.sc/letter/posts/legal-0503
選択肢の一つに。
キックポードなんて危険だからいらない!と頭ごなしに存在を否定する声も見かけますが、多様化する移動手段の選択肢の一つとしてキックポードがあることはとてもいいことなのではないかと個人的には思いました。女性が服装を気にせず快適に移動できると言うメリットもあれば、サウナ後に風を感じながら自由に移動できると言う需要もあります。
また、恩恵を受けられるのは利用者だけでなく、ポートを設置する側の可能性もあります。下にリンクを貼ったのは実際にLUUPのポートを設置したことで売上を伸ばしたカフェのインタビュー記事です。 https://lp.luup.sc/letter/posts/port-owner-0823
LUUP導入後カフェの売上は毎月前月比で10%ずつ上がっているそうです。写真にある通りポートは非常に細い空きスペースですが、細いキックボードは7台停車可能だそう。カフェに行きたい利用者もカフェ運営側もウィンウィンですよね。
「街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる」という株式会社Luupのミッションの通り、鉄道の駅がなくとも利便性の良いまちづくりが徐々に進んでいるように感じました。
とりあえず1度乗ってみてください!
電動キックボードなんて乗ったことないけど、果たしてバランスは取れるのだろうか、、、と心配する方も多いかと思いますが、絶対に乗れます。1.2分で慣れると思います。しかしこれを体験しようとする初めの第一歩がなかなか大変です。私は無料のキャンペーンを見つけたのでやっと踏み切れましたが笑
車道をキックボードで走るのに抵抗を感じる人も多いかと思うので、初回数時間分は一律で無料だと広く利用者を集めれるのではないかと思いました。実際に大阪のキャンペーンが開催されている間は多くのLUUPユーザーを街で見かけました。(2022年ですと3月に「春のタダ乗りフェス」が開催されていました。今後も無料で試しに乗れる機会は作られるのではないでしょうか。)
ここまで体験記を読んでいただき、一度乗ってみようかなと思っていただいた方は是非下記広告画像からアプリをダウンロードしていただき、ご体験いただければと思います!
また、Luupは今後自転車やキックボードではなく「電動・小型・1人乗り」のユニバーサルな機体一つにしようと考えているそうです。(ご高齢者や足腰が不自由な方がアプリで解錠すると最高速度が低く椅子が起き上がるモードに変化する)
https://luup.sc/corporate/
まさに未来のモビリティといった感じでワクワクしますねこれは!最近発表されたWHILLのモデルSとの差別化や、現在キックボード用に設置されたポートの活用法なども気になります。これからの日本の新しい交通インフラがどのようになっていくのか、ユーザーとして追いかけていきたいと思います!
ちなみに最近サボっていましたが学生最後の残り半年はもっともっとモビリティサービスを体験して感じたことをアウトプットしていきたいので、過去の投稿も併せてご覧いただけると嬉しいです!
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